90と205。
葉月朔日、である。
サンディエゴ生活も残り**日、と考えることが多くなってきた。ちなみに、9月10日に出国予定なので、今日で、あと40日。早いもんだよな、と思う。本当にあっという間。
土曜日に体重計を買いにTargetに行った。別に残り40日になって体重が量りたくなったわけではなく、帰国に際して引っ越しをせねばならないわけで、そのための箱の重さを量ったりするのに使いたいから。そして今日はこのあと、Leasing Officeに解約予告の手続きをしに行く。いよいよという感もする。
この1年間の在外研究という貴重な時間を、それなりに有効に使えていたのかしらと、ふと思ったりする。この間、書籍が1冊刊行。学内紀要に研究ノート*13本、学外の論文誌に2本、ここまでは刊行済。いずれも査読無しなれど、特に学外の論文誌に関しては、自分の今後の研究の基礎になるものが出せているのかな、と考えている。未刊ものとしては、英文書籍の1章を分担執筆するという話があってそれはメドがついたのと*2、別の日本語書籍の分担執筆(共著)が現在校正作業中、こちらは年内に刊行になるかな。今月中に締切があるのが、学外の論文誌1本、他大学から依頼されている紀要論文1本、秋の某学会の予稿集の原稿が1つ。できれば滞米中にメドをつけてしまいたいのが、査読付きの学会誌3本と秋の別の学会の予稿集の原稿が1本*3。学会は、報告は結局IPRRCだけだったけれども、AAA・ICAと参加できたし、明後日からはAOM・AEJMCと参加することになっている。
がんばってる方かしら。どうだろう。少なくとも、京都にいてはできなかったであろうoutput量だとは思うので、そういう意味ではちゃんと有効に使えていたのかしら。
持ってきたけどまだ手がついていない本があるのが心残り。明後日からの出張の移動時間に読めるといいんやけれども、どうだろうか。
ただ、どういうことをこれから研究していくかについては、ある程度メドが立ったというか、覚悟ができた気がする。こないだ、「分相応、分相応と、言い聞かす。」と呟いたけれども、僕は天才ではないということについての諦めが、少なくともアタマのレベルでは、ついた気がする*4。かといって努力家秀才タイプでもないので、少なくともそっち方向ではがんばれよ、とは我がことながら思う。世間様に認めてもらえ必要とされれば、自分の「分」は広がりかもしれないわけで、認めてもらえるなにかをちゃんと作り出せ、ということなのだろう。こないだ「永遠のアイドル」がくれたメールも、そういう内容なのかなぁ、と。それに、いつも学生に言っている通り、できる限りorではなくandで考えたいわけで、andで考えられるようにするためにいろいろがんばらねばならない。
それと、なんだかんだでこちらに来ても、教育のこと、特にゼミ生のことを考える時間が多かったように思う。考えているだけで、時折投げるメール以外は、なにかができているわけではないけれども。前からそうじゃないかなぁとは思っていたけれども、たぶん、僕は教育が好きなんだろうな。うちの先生(師匠)の影響かしら。好きこそものの上手なれ、だといいんだけれども、そこまでの自信はない。兄貴分のM先生ではないが、親はなくとも子は育つという側面が大いにある。やりたい人にやらせるのはよくないという謂があるが、そうならないようには気をつけないといけない。
サンディエゴは気候がとてもいいところで、夏はそこまで暑くなく、冬はそこまで寒くなく、なにより湿度が低いので、高温多湿の京都に戻って生きていけるかどうか、そこがまずは心配。帰国してすぐに出張があったりゼミ合宿*5があったりするので、体調を崩している場合ではないんやけどね。
帰国後の楽しみは、一番は、久々にいろいろな人に会えるということ。僕は周りの人に生かされているので*6。そして、日本でしか食べられないあれやこれやを食べること。アメリカにも、タコスからステーキまで、美味しいものはたくさんある*7。日本食についても、レストランもたくさんあるし、日本食スーパーの品揃えも充実していて、困ることはまったくない。でも、日本のすき焼き・うなぎ・寿司・天ぷら、あとは美味しい中華料理を、久々に楽しみたいなぁ、と思う*8。個別にはすごいお店はいろいろあるんやろうけれども、全体でみると、日本の外食事情って、すごいと思う。
ところで、タイトルの90と205。どちらもそんなことはないと思ってたけど、それぞれにショック。さて、いつまでに、どこまで、がんばれるのか。こちらもそろそろ真剣に考えないとなぁ。
今日はこんな日。
- 家で原稿書き。
- 解約手続き。
今日のごはん。
- 昼:家=サーモンサラダサンドイッチ
- 夜:家=(これから)
*1:細かくいうと違う分類のものもあるけれども、とりあえずこれで統一。
*2:現在、編者のみなさんによる確認中。すいません、ご迷惑をおかけしています。
*3:さて、実際にはどこまで書けることやら……(涙)。
*4:腹落ちするというか、悟りを開くにはもう少しかかる気もする。
*5:いろいろあって日帰りになったけれども。なんというか、指導力不足を痛感する。
*6:単なる「うさぎ病」だという気もするけど。
*7:妻が、どちらかというと、外食よりは家ごはん派なので、それになによりこちらの外食の価格はとても高いので、それほどお店の開拓をできているわけでもないけれども。
*8:こちらの日本食、それほど行ったわけではないけれども、ここはすごいわと思ったのは寿司大田さん。築地よりも美味しいものをいただけたと思う。
リッチーは、たぶん、お金持ち。
アメリカ滞在300日を記念して……というわけではないけれども*1、Lionel Richieのコンサートへ。スペシャルゲストはなんとMariah Carey。えらい豪華な組み合わせ。妻はあまり興味がないらしく、おうちでお留守番。会場は、僕を受け入れてもらっているSDSUの学内にあるViejas Arena。ここはバスケットボールアリーナであり、先日は卒業式も行われた。
19時開演で、まずはオープニングアクト。これが20分あって、30分(!)の休憩があって、まずはMariahから。
↑ すごいグラマー。ただ、ニュースに出ているほどの太り方ではない気がする。 ↑
知っている曲は多いし、客席でも歌っている人も多いし、歓声も大きかったけれども、やっぱりなにか最後のところが欠けている感じ。1つは、高音をほとんど披露しなかった。そういう曲ではないのを中心に選んでいたからかもしれない。もう1つは、特にサビのあたりは、コーラスのボリュームが大きくて、マライア自身の声がかき消されている感じ。こういうツアーに出てくるコーラスなのでめちゃくちゃうまいわけで、その人たちのハーモニーでカバーしようとしている感じがしてしまった。まぁ、とはいえ、生ける伝説ではあるわけで、それを生で見られたのはよかったかな。
ちなみに、セットリストはこんな感じ。これで55分間。
40分(!!)の休憩の後、御大登場。いやぁ、すごかった。本人めっちゃパワフルだし、お客さんの歓声はマライアとは比べものにならないくらい大きい。開演後2時間25分経ってからの登場だったわけだけれども、そこからぐいぐいと観客を引っぱっていく*2。
客を乗せていく構成も練りに練られている感じがするし、もちろん知っている曲ばかりでみんな大満足だし、なにより曲間のトークでどっかんどっかん笑いをとっていた。声も動きもパワフルで、衰え知らずという感じ。その意味でもマライアとは対照的。
そして、個人的に一番感動したのは"We Are the World"が聴けたこと!まさか聴けるとは思っていなかった。子供の頃に父親が買ってきたビデオ?LD?を何回も繰り返して観た思い出の曲。観客全体で大合唱になり、その一員になれたというのもとてもよかった。
↑ 歌詞がスクリーンに映っている。MJとの写真なんかも映ったりしていた。 ↑
アンコールまで含めて1時間35分をノンストップで。セットリストはこんな感じ*3。がっつり堪能した、という感じだった。いやぁ、よかった。23時閉演で帰りがどうなるかと思ったけれども、うまい時間にトロリーが来てくれて、スムーズに帰宅。
なお、タイトルのオヤジギャグは、YさんがFacebookのコメントでくれたもの。「まるしー」はYさんにありますので、悪しからず。
今日はこんな日。
- 朝は家で雑務をあれこれ。
- 昼は大学で某書の初版〜第4版のコピー作業。これでなにか書けるといいな。
- 身分証明書を家に置いてきていることが判明し、夕方に一旦帰宅。便利なところに住んでてよかった。
- 夜は上記コンサート。大満足。
今日のごはん。
- 昼:Chipotle at SDSU:チキンボウル
- 夜:Viejas Arena:ホットドッグ
自然の性別。
今日は、仕事の合間に(息抜きに?)*1、妻のリクエストに応じてエンシニータスへ。ここはサーファーの街であり、またスピリチュアルの街なんだそうで、ヨガ大好きな妻が一度は行ってみたいと言っていたところ。ちなみに、僕は4月に一度来たことがあって、U先生とのランチミーティングがこの街のダウンタウンにあるレストランだった。
到着してすぐはあいにくの曇り空だったけれども、少し時間が経つと「カリフォルニアの青い空」に!
↑ サーファーがいるの、わかりますかね?*2 ↑
世界でも有数のサーフスポットだそうで、今日も小学生くらいの子供たちのサーフィン講習をやってたり、3歳くらいの女の子が親と一緒に波と戯れてたり、もちろん大人のサーファーもたくさん*3。
で、波を見ながらぼんやり思っていたのは、こういう雰囲気の中で育った人は、エコとかオーガニックとか気にするだろうし、スピリチュアルとか好きだろうし、ヒッピー文化にも親しいだろうし、リベラルな思想になるだろうなぁ、ということ。自然が優しく自身を包み込んでくれる、というのがなんとなく理解できる気がする。優しいんだよね。
でも、自然は優しいばかりかというとそうでもない。厳しいという一面も持っている。「母なる大自然」と「父なる大自然」という感じで、その違いを言い表せそうな気がする。新潟の山の方の冬の雪とか、厳しいなんてもんじゃないからねぇ。アメリカだと西部開拓には自然との闘いという一面もあったわけで、それもやはり厳しさを連想させる。父とか母とかいう比喩が適切かどうか、古い性役割観という批判もありそうな気はするんだけれども、でもこれが個人的には今のところぴたっとくるなぁ。カリフォルニアの、特にエンシニータスの自然は、母性愛的な感じがする*4。
↑ 「石」とか売ってるような、こんな感じのお店もたくさんある。 ↑
↑ Whole FoodsやTrader Joe'sとはまた違う、でもナチュラル志向のスーパーマーケット。 ↑
ぐっときた。
ほんまに。ほんまに。永遠の別れとまでいかなくても、疎遠になるなんて早いもんだからね。連絡がつかないとかも*5、この年になると、それなりにいるわけで。
今日はこんな日。
- エンシニータス。
- そして仕事。
今日のごはん。
- 昼:Fish 101=マヒマヒのグリルプレート(ポテトフライが美味しかった)
- 夜:家=stuffed clam、サーモンサラダ
最近呟いていること≒最近ぼんやりと考えていること。
最近の呟きが、自分で見てもあまりにも病んでいる(ように見える)ので、ここでまとめて晒してみる(笑)。
「活躍」している人を見ると、どうにも焦るというか、羨ましいというか、妙にそわそわする。とはいえ、「分」というものがあるわけで、それに自分なりの「機会」というものもあるわけで。「前髪を掴む」準備だけはして、あとはのんびり構えるが吉なんだろうな。そもそも隣の芝生は青く見えるものだし。(6月29日)
ちょっと休憩するか。なんか今日はどーんといかないなぁ。とはいえ起きてから4時間は仕事してるわけで、なにもしてないわけではないけれども。今日中にこれだけは終わらせたいというものがあるので、それはなんとしても終わらせなければ。それを終わらせたら、お散歩か、あるいはジムにでも行くかな。(7月7日)
「できひんことはできひんとちゃんとゆわなあかん」って、誰に教えてもらったんだっけか(心当たりが多すぎる)。まぁ、そろそろ他人に任せるところと自分が貢献するところを見極めんといかんような気もするなぁ。とはいえ、学生にはorではなくandでと言っているわけで、その精神は忘れたくない。
僕の学年は、今年度に40を迎える。ちょっと年上にも同級生にも年下にも、すごい人はいるし、それに比べると自分は……と考えてしまう。僕の周りでなにかをなしている(ように見える)人は、僕より10くらい上の人も多い。となると凡人としては、この10年間で何をなすかを考えた方がいいのか。
とか言いつつ、たぶん、きっと、僕のことだから、あまりなにも考えないのだろう。ある程度流れに流されてみようとするのだろう。でも、それもたぶんきっと悪くない。有り難いことにいくつかのいわゆる要職に就かせてもらっているわけで、そこでがんばることで、また次の流れが見えてくる気がする。
……などということを、夕食後に考えることができるというのが、在外研究のいいところなのかなぁ、と思う。京都だともう少しなにかに追われている気もするし。年内は、平日はもちろん、土曜日もほぼほぼ埋まってるし。さぁ、シャワー浴びて、今日は早めに寝るかぁ。(7月11日)
最初の呟きの時には敬愛するYさんや前職時代からお世話になっているW先生に励ましの?慰めの?言葉をかけていただいたり、昨日は青政研の先輩のYさんから個別メッセージでマインドフルネスの書籍まで紹介してもらった。心配していただけるのは本当にありがたい。1人じゃないっていう感じというのか*1 *2。
ただ、そこまでやられているわけではないというか、こういうことって前からちらちら考えていることでもある。在外研究中なので変に心の余裕があるからそれが前に出てきているのか、あるいは最近夜も暑いのでなんともイライラしているのか。いずれにせよ、全能感が高くありたい人、なんだろうという自己分析。あとは、目に見えて「活躍してる」ということがわかるようにしたいとか*3。
周りの人がすごいからね、有り難いことに。そこに少しでも追いつきたいという気持ちがあるのは確か。こちらでお世話になっている先生方も、**という分野では第一人者、という人ばかり。日本でお世話になっているあの人やこの人も、研究者に限らず、みんなすごい。他人と比べて自分はどうこう、というよりは、自分なりの領域で成果を出すことで、その人たちと肩を並べたい、ということなのではないかと。
まぁ、そのためにも、さっさと学位を取って、さっさと昇進しなさいという話だわな。学位を取ったからといって、昇進したからといって、おそらくなにかが大きく変わるわけではないだろうけれども、でも変な焦りが少しは小さくなるかな。がんばりましょう。
あ、でも、「この方向には進めへんわ、すごいとは思うけど」という人もいるな。たとえば中高の同級生で、今や売れっ子コラムニスト?のKとか。あの芸風は真似できひんし*4、あれでしっかり副収入を得てるのはほんとにすごいけど、僕の道ではない(笑)。
今日はこんな日。
- スーパーでお買いもの。日本に帰ったら、ミネラルウォーターをどう日常的に入手するか、考えねば。
- 某英語原稿の修正作業のための準備作業。なかなか大変。今が産みの苦しみか。
- 某別の原稿のための仕込み。2本分を並行して。
今日のごはん。
- 昼:Sushi Hut=ロール3種
- 夜:家=ソーセージとインゲン豆の炒め物
異邦人。
最近年をとったなぁと思うことが多い。
京都は某フェスで盛り上がっていたらしいが、フェスというものにどうにも縁がない*1。特に、あるフェスに関しては、少し苦い思い出があるというか、「おこちゃまが言っていることなんやから笑って流せばいい」ものを、2年弱経った今でもアタマにくることがあって、なかなか素直に受け入れられない。今年の某フェスはTwitterやFacebookのTLを見ていると「伝説」のフェスになったようで*2、行った人にとっても、アーティストにとっても、ステキな時間になったのではないかなぁと思うし、なんだか羨ましくも感じる。
学生が「いい!」と言うアーティストも「食わず嫌い」でいることが多くなってきた*3。今の勤務校のゼミ1期生にはマキシマム ザ ホルモンが好きな学生がいたし、最近はWANIMAが現役ゼミ生の中では人気があるみたいだし、それこそ某フェスを主催している10-FEETは確か大学にも来てた*4。でも、どれもほとんどまともに楽曲を聴いたことがない。聴いたら聴いたで「いいね!」と思うのかもしれないけれども、自分から検索して聴くところにまでは至っていない。ジャニーズやAKBに至ってはもっとわからないけど、こちらも学生には変わらず人気があるように思う。
では、まったく最近のアーティストに触れていないのかというと、そういうわけでもない。今日もジムで自転車こいでいるときにYouTubeで流れてきたのはこれだったりするわけで*5。
でも、まぁ、このバンドも、どちらかというと中年受けしそうなバンドではあるなぁ。最近な感じというよりは、ちょっと前の感じの楽曲が今っぽくなった感じというか。
ちなみに、他に流れてきたのは、たとえば、こんなのたち*6。
そして、きわめつけはこれですよ。
EGO-WRAPPIN'はカラオケに行ったときにMくんが歌っていたのを聴いて「いいなぁ」と思ったのが知ったきっかけ*7。今日流れてきた中で一番「やられた!」と感じた*8。これ、オリジナルは40年近く前の曲なわけで、多くのアーティストがカバーしているとはいえ、最近の人は知らないやろうなぁ。かくいう僕も、この曲が発売されたときは1歳だったわけで、なんで知ってるのかという話ではあるんやけど、そこはそれ……。
Twitterでも呟いたけれども、Avril Lavigneの"Girlfriend"が10年前、Wayne RooneyがマンUに在籍していた期間も13年になるなど、なんか、そら年取るわけやわ、と、ほんまに思う、今日この頃なわけです。
カウンターがなくなるらしい。
はてなカウンターを2017年8月7日に終了します - はてなカウンター日記 - 機能変更、お知らせなど
キリ番ゲットとか、今でも密かに楽しみやったのに。そらGoogle Analyticsも便利になったかもしらんけど、なんというか、1つの文化やったのになぁ。常時SSL化の流れが理由とはいえ、残念。
今日はこんな日。
- アイロンがけ。1枚約30分で10枚。時間かかりすぎ(かけ過ぎ?)。
- ジム。60分のbikeで12mile、450kcal程の燃焼。
今日のごはん。
- 昼:家=ラビオリトマトソース、ハム
- 夜:家=ハンバーグ、インゲン豆炒め、トマトビスク
*1:唯一の例外は、うちのゼミ生が主催したフェス。
*2:大きな事故等がなかったのが本当になにより。
*3:なので、嫌いだとか否定がしたいわけではないので、念のため。
*4:学園祭、かな?
*5:MONDO GROSSOからEGO-WRAPPIN'という流れの中でこれが出てくるのがおもしろかった。まぁ、そらそうやねんけど。
*6:著作権的に問題あるかもですが、よくわかりません。公式でないものはupされてから1年以上が経っており著作者側にとって問題ないのではないかと判断し、かつ、このブログはアフィリエイト目的ではありません。とはいえ、問題あれば対応するので、ご指摘ください。
*7:やや演歌雰囲気の混じった「くちばしにチェリー」だったかと。ここの姉弟は感度高いんだよな。
*8:Teachers'に向いている曲な気がするなぁ。特にこのアレンジやと。
素直さ。
Yさんの「学問上の妹」が、『Tenured & Promoted.』から始まる小文をFacebookに投稿していた。その小文に書かれているのは感謝のコメント。これまでお世話になったすべての人に対して。彼女は中国出身で、修士号獲得後にアメリカに渡り、大学院博士課程で3年、最初の勤務校で3年、今の勤務校で2年。文字通りいろいろな人にお世話になったのだろうと思うが、それをきっちりと、奇を衒うことなく、表現している。こちらまでとても嬉しくなってくる、そんな小文。
彼女は、僕よりもだいぶと若いはずだけれども、素晴らしい業績をどんどんと出している、とても尊敬できる人物。個人的に、今春、調査の関係で大いにお世話になった。その時に感じたのは、この人は性格の面でも素晴らしく、学問的な意味以外においても本当に尊敬できる、ということ。「こういうときは感謝の意を表明しなきゃね」という計算もゼロではないと思うが、おそらくはほとんどなく、本心から周りに感謝しているのだろうと思う。
この素直さは、アメリカに来て、アメリカ人に対して感じる素直さに似ている。アメリカ人って、素直だよな、と。もちろん、表面しか見えていないのかもしれないし、深く付き合うといろいろあるのかもしれないし、そもそも自己主張ははっきりしているけれども、でも、感謝なり謝罪なりというのは、すっと出てくるという感じがする。特に嬉しいとか可愛いとかいうようなポジティブな感情表現は、本当に多く目にするし耳にする。そういう文化で育ってきたことで、彼/彼女らにとっては身に染みついてしまっているものなのかもしれない*1。
自分が京都出身であるということを強く意識する瞬間というのは、そうそうあるものではないけれども、でもたとえば感謝のコメントを見たときに計算の有無を考えてしまう時点で、僕は京都人なんだろうなぁ……とは思う。巷間よくある「京都人は腹黒い」「本当はなにを考えているのかよくわからない」という謂いに、僕も当てはまっているのかな、と。自分では喜怒哀楽は相当に表現してしまっている方だと思っているけれども(そしてそれはオトナとしてどうなのかと思わなくはないけれども)、それでも京都人だよなぁ、と。計算することが悪いことであるとはまったく思わないけれども、もう少し素直であってもいいのかな、とも思わないでもない*2。そんなことをあらためて感じた、嬉しい小文との出会いだった。
Congratulations!!
今日はこんな日。
今日のごはん。
- 昼:Panda Express=Chow Mein、Beans、Teriyaki(後日追記します)
- 夜:Petco Park=ホットドッグ
「見えている」人には「見えている」???
先日、「永遠のアイドル」Aちゃんの誕生日だったので(数日遅れながら)メールを送ったところ、ここ数日?数ヶ月?もやもやしつつも見ないようにしていたところについてピンポイントで突く一刺しを返信としていただいた。こちらの近況は、簡単には説明したものの、詳しいことはなにも書いていないのに、なんでそんなに僕のことがわかっているのかとびっくりした次第。中高の時の仲間を除くと、今まで常時やりとりのあった中では一番古い付き合いがあるから*1、というだけでは説明できないなにかがそこにはあるのかもしれない。……まぁ、おそらくは、僕が単純にできていて、いろいろと「見透かされてる」だけなんだろうけれども(苦笑)。
人は、みな、それぞれ、その人なりの役割をその人なりにがんばってこなしているんだと思う。特に組織の一員としてや、「オトナ」*2としての場合、個々にはプライベートその他でいろいろなものを抱えていたとしても、それをおくびにも出さず、にこやかにそして粛々と仕事をこなさなければならない。まさに「The show must go on.」の世界*3 *4。
とはいえ、世の中は強い人ばかりではないわけで、愚痴の1つを言いたくなるときもあるし、しんどい状況にいるということをわかってほしいこともあるし、「がんばってるね、がんばろうね」と言ってほしいときもある。ついこないだも、まさに就活真っ只中のゼミ4回生に向けたメールの中で、時には友達同士で愚痴を言い合って、吐き出してすっきりして、また次の日からがんばるというのも、それはそれでアリなんだよ……といったような趣旨のことを伝えたばかり。
問題は、それが誰なのか、ということなのかな、と思ったりする。学生時代、院生時代、就職してすぐ……まだ「若かった」頃には、時には相手の都合も省みず、いろいろな人に吐き出していた気がする。それが、ここにきて、どうにも吐き出せていない。結婚したので妻はいるわけやけれども、モノによっては妻が最適な「吐き出し相手」であるとは限らない。昔はよくつるんでいた仲間も、おたがいに年をとり、おたがいにそれなりに忙しくなったりすると、連絡を取る機会すら減ってくることもある*5。それにお金を介在させた方が吐き出しやすい場合があるということを、それなりに年を重ねてきて知るということもある。ただ、もちろんそれがすべてではないわけで、なかなか、簡単にはいかない。
そんなこんなで、人はもやもやすることになるわけやけれども、そんなときにそのもやもやを一刀両断するというのが、すごいというかなんというか。有り難い、といってもいいかもしれない。しかも、直前の数行とはなんの脈絡もない一文。あぁ、この人と知り合ってしみじみ幸せだな、と感じる言葉だった。泥臭く、がんばらなね。
ところで、今日がアメリカ滞在何日目かを調べるためにwikiを見てみたら、今日はこういう日らしい。
なんか、いろいろある日なんだなぁ……。放送局開局なんかは仕事とも関係する話だし、西陣空襲みたいな京都と関係することもあれば、猪木対アリやバースの7戦連続HRなんかも。毎日それなりにいろいろあるんやろうけれども、なんとなく気になるものが多かったので、リンクを載せてみた。
あ、あと、そういや、久しぶりに更新したので書いてなかったけれども、こんなのが4月に出ましたよ、と。
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わりに渾身の作なので、できればいろいろな方に手にとってほしいなぁ、と。そして、これで「一段落」としたいところやけど……それは難しいんやろうなぁ。
今日はこんな日。
- タイトルだけを書いていた記事を削除。書きたいことや話したいことはたくさんあるけれども、今さら書ける気がしない。
- 義理の両親のサンディエゴ滞在6日目。
- 午前中はLa Jolla。burger loungeの1号店にも。
- 午後は別行動で、帰宅して仕事。夕刻に再合流。
今日のごはん。
- 昼:burger lounge:Lounge Burger、ポテトとオニオンリング
- 夜:Blue Smoke:各種ロール