アメリカに行ってきます。
Academy of Managementに参加するため、これからサンアントニオに向かいます。AOMに参加することが目的なのか、なかなか日本国内ではお逢いできないK大学のK先生にお逢いすることが目的なのか、いまいちはっきりしないところもありますが。AOM自体は12日から16日までで、僕は後ろの2日間しか参加できないということも、「なんのために?」感を倍増させています。
今年のテキサスは灼熱地獄らしく、MLB中継を見ていても軒並み40℃超えなので、陽射しや暑さには十分気をつけないと。
自宅→(MKスカイゲートシャトル)→ITM。
MKスカイゲートシャトルの迎えが0425だったので、時差対策を兼ねて慣れない徹夜をすることに。僕にしては珍しく、服なんかは3日前から準備していたのに、細々とした荷物のパッキングに手間取ってしまい、出発前にみんなのアイドル(?)Aさんに逢いに行くことは叶わず。もちろん、シャトルの中では爆睡。
で、やはり慣れてないからか単にぼーっとしていたからか、陽射し対策も暑さ対策もなんにもしてないことが(伊丹のラウンジで冷静に振り返ってみて)判明。日焼け止めくらいは現地で調達しないといけないな。
空港ビルが6時にしか開かず、数分だけ「デパートの開店前状態」を経験。こんなところで自動ドアの前で待つことになるとは思わなんだ。
ITM→(ANA962)→HND→(リムジンバス)→NRT。
機内は爆睡……のはずが、機内の落語が雀々だったので、思わず聴いてしまう。ネタは「田楽食い」だが、それよりもマクラが爆笑もの。この人の枝雀の物真似は本当に完璧。
降下をはじめた頃からうとうとしだして、リムジンバスではしっかり爆睡。でもまだまだ寝足りない。あと3時間くらい寝たいんだけど……機内食食べてから少し寝るかな。
NRT→(UA876)→SEA
なんかおかしいなぁ……とは思ってたんだよな。ANAの機内誌を読んでもNRT-DENの直行便の設定はどう見てもなさそう。それに、この距離で13時間はかかりすぎ。これにはなにかウラがある……。
正解は「UA876はSEA行き。同じ便名でSEA-DENの設定があり(おそらく機材は変わる)、eチケットではこの2つの便が1つの便として記載されていた。」でした。
でも、このこと以上に焦ったのは、空港のモニターを見ても、そもそも1650発に設定されている飛行機がないこと。一瞬パニクったものの少し冷静になって、今度は便名ベースで探したら、1635発のシアトル行きが発見できた。シアトル行きの謎解きは上記の通り。1635はドアクローズ時間とのことで、その時間がモニターに記載されているとのこと。……そんなこと理解できるかぃ!!まぁ、より時間が早いほうを基準で動けばいいやとは思ったけれども。
そんなこんなで、チェックインが終わった段階で若干心が折れてしまいました。気を取り直すきっかけもなかなかつかめず、ラウンジでも(僕ともあろうものが)スープに手をつけなかったくらい。
とはいえ、せっかくのビジネスクラスなので、機内食はワインとともに堪能することに。このあたりは切り替えが早いというかなんというか。
SEA→(UA876)→DEN
シアトルに着いたのが0950、1200発のデンバー行きだけれどもイミグレーションがあるのでそれほど余裕時間はない。結局なんだかんだとばたばたしているうちに搭乗時間に。
こちらでは機内食としてランチを堪能。サラダを食べるだけで(量的にも)満足できるというのは昨年のミネアポリスとモントリオールで体験済なので、機内でもターキーのサラダをチョイス。
DEN→(UA742)→SAT→(乗合シャトル)ホテル
デンバーでのトランジットが5時間程あったけれども、UAのラウンジで無線LANを使えるようになってからはもっぱらメールのチェック(+うとうと)。2120出発の便だったので夕食は出ないだろうと考え、スポーツバーでロッキーズ戦を見ながらツナサンドとチリを食べる。
今回の旅行で初めて理解したのは、チリ(やエンチラーダ)はスープの扱いになっているということ。ここのレストランもそうだし、どこのレストランに行ってもそうだった。僕はチリ好きだし、うちの近所のアメリカンなお店でも時々頼むけれども、なんでチリが好きなのかな……と自分の中では少し疑問だったのが、ようやく解けた感じ。
で、サンアントニオ行きの飛行機が離陸してすぐに、パーサーが「パスタorサンドイッチ?」と訊いてくる。出すってわかってたら空港では食べなかったのに……。空港で食べる量をセーブしておいたので味見くらいはできた。
サンアントニオに着いたのは2350。予定より少し早いが、まぁ、夜中。空港内も店が閉まっていて人気も少なくてがらんとしたもの。あと、さすがテキサスと思ったのは空港の表示。
日本でも英語や韓国語や中国語が「おまけのように」小さな字で併記してあることはあるけれども、さすがテキサス、メキシコが近いこともあってか、スペイン語表示がほぼ同じ大きさでばっちりと。街中の表示でもスペイン語が多かったり、ホテルの従業員も従業員同士で話すときはスペイン語だったりと、あぁ、ここはスペイン語文化圏なんだなぁ……ということがとてもよく理解できた。
そして、スペイン語訛りというか、テキサス訛りの英語は、とても聞き取りにくいことも判明。空港からホテルへのシャトルの受付のお姉さんの英語がまるでわからず、機内ではなんの問題もなかっただけに、自分の英語力がこの数分でとても低下したんじゃないかと一瞬混乱する。でも、まぁ、「Perdon?」を連発しつつもなんとか乗り切り、無事にホテルに到着。34時間の長旅でございました。