大学(あるいは大学院)で学ぶということ。


日頃から大変お世話になっている、
そして、数少ない「僕と近い研究関心」をお持ちである、
立命館大学の小泉秀昭先生のブログから、最近の記事2つを紹介。


論文の書き方、基礎演習交流会で思ったこと。: R小泉ゼミのブログ


教師を疑うことのむずかしさ: R小泉ゼミのブログ


昨日のビアガーデンは、大学院の前期打ち上げだったわけですが、
そこで聞いたのは「今年度の演習の進め方が勉強になっている」という嬉しい言葉。
演習は僕が直接担当しているわけではなく、同僚のI先生が主担当で、
僕は「賑やかし」として参加しているわけですが、
研究方法論の勉強や輪読の実施など、
これまでの某先生のやり方から大きく変更して(ある意味否定して)、
オーソドックスな大学院の演習内容の導入をI先生に主張した身として、
これは本当に嬉しかったです。
単に修士論文を書くために……ということだけではなく、
遠回りに見えるかもしれないけれども、
今後の(社会人)生活に役立つんだということを、
これからも少しでも感じながら受講してもらえればな……と思っています。


共同研究をしているK先生に、皮肉半分であることを割り引いたとしても
(僕もしなきゃなのにバタバタで論文精読を全部任せてしまっているため)、
「英語論文をこれだけ読むことはなかった。これがとても勉強になる。」
……と言ってもらえていることも、僕にとっては嬉しいことです。


広告研究、広報研究、広くいえば経営学の研究というか、社会科学の研究は、
現実がすぐ隣にいるからこそ現実側の人々からのチャチャが入りやすい。
そこにおける学問の意味というものを、今までも考えてきたつもりだけど、
これからも考え続けていかなければいけない、
そしてその思索の結果をいろいろな人々に伝え続けていかなければいけない、
そんな風にあらためて思ったりしています。


最後に、最近読んでいたく感銘を受けた本を。
紹介してくれたMくん、本当にありがとう。


梅棹忠夫語る 日経プレミアシリーズ

梅棹忠夫語る 日経プレミアシリーズ