お久しぶりです。

いや、ほんとに。


2年半、放ってあったこのブログ。少し動かしてみようかと思い。きっかけは、いろいろと。うちのゼミOGのブログがいい出来で、嬉しかったり羨ましかったりしたのも理由。こんなん書けるようになったんだなぁ、と*1。あと、下の方で書くけれども、少し感情を整理しようと思ったところもあり。


仕事後のビールは学生時代より2倍うまい - 社会人歴2ヶ月目の女子が気づいた真実 --Six Apart ブログ|オウンドメディア運営者のための実践的情報とコミュニティ


仕事を自分事に!Google アナリティクスを、自分のサイトに入れて勉強しています-Six Apart ブログ|オウンドメディア運営者のための実践的情報とコミュニティ


↑ リンク張ったところで本人が喜んでくれるのかどうかわからないけど。 ↑


この間、そういや、こんな本も出た。


広報・PR論--パブリック・リレーションズの理論と実際 (有斐閣ブックス)

広報・PR論--パブリック・リレーションズの理論と実際 (有斐閣ブックス)

↑ 構想2年、執筆2年、計4年。おかげさまでいい本に仕上がりました! ↑

なんなんだろうね。


Dr. Owen Kulemeka has died |


オクラホマ大学を訪問したときにお世話になったDr. Owen Kulemekaが亡くなったというニュースを知ったのは、今朝起きてすぐのことだった。KaterinaのFacebookへの書き込みを見て、信じられないという気持ちで元記事へ飛び、そこで事実であることを再確認した、という感じ。おそらくはほぼ同世代、人懐っこい笑顔で、誰からも愛され、僕の下手な英語での質問にも優しく丁寧に対応してくれた。今の僕の研究テーマの1つが「大学における広報教育」なのだが、そのきっかけを作ったのは、間違いなく、オクラホマ訪問時に見学したOwenが担当しているCrisis Communicationのクラスだ。これからもしかすると仕事を一緒にできる機会があるかもしれないと楽しみにしていただけに、本当に残念で、哀しく、そして悔しい。


ブログを更新するのが誰かが死んだときというのは如何なものかと自分でも思うけれども*2、でも、こういうときにこそいろいろなことを考えたりするもので。もちろん、大人なんだから、それを自分の中だけにしまっておいてもいいのだろうけれども、なにかこう、心の中に澱が溜まるような感じがして、どうにかして感情を表に出しておきたいと思ったのが本当のところ。昨日の新幹線の事件についても、その前日に新幹線でちょっとした「事件」があったこともあり、本当はいろいろと書きたかったけれども、書いたら心の平静を保てなくなるような気がして、やめておいた。でも、今日は逆に書かないと心の平静が保てそうにない感じがする。


人はいずれ死ぬということはしっかりと理解ができていて、祖父が亡くなったときも*3さほど取り乱すこともなく、淡々と事実を受けれていたんだけれども、今回のこの2発は、少しこたえた。日常だし、急だし。心の準備もなにもあったもんじゃない。


僕も入籍をして*4、1人ではなく一緒に生きるパートナーができたわけだけれども、自分が死ぬということに対しても、「そのうち、まぁ、そんなこともあるやろなぁ」くらいの感覚でいる。妻は「これからは新幹線で寝ないでね」と言ってくれる。有り難いし、嬉しいけれども、でも今後も寝ると思う。まだ子供はいないけれども、研究業績はいわば子供のようなもので、自分という存在がこの世にあった証明は既になんとなくある気もする。もちろん、子供はほしい。ついこないだ男の子を産んだ「永遠のアイドル」Aちゃんとのやりとりを通じても、それは思う。


訃報に接したときにいつも思うのは、「ご無沙汰をしてます」というのは罪だな、ということ。今日の仕事の帰り道も、そういやあの人とか、この人とか、長らく逢ってないな、ご無沙汰してるな、元気にがんばってるのかな、とかついつい思ってしまう。仲違いというわけではないんだけれどもなんとなく疎遠になってしまった人というのが何人かいて、そういう人のことは特に。たとえば昔バイトしてたときの教え子だったSさんとか。かといって、今さら連絡するといっても用事があるわけでもないし、そもそも連絡先も変わっててわからなくなってるかもしれないし。いつ死んでも後悔しないようにしようとは日頃から思ってはいるけれども、だからこそ最近は自分のために時間を使うことが大事だなと考えはじめていたりもするけれども、でも、ご無沙汰している人の近況を知らずに死ぬというのが、一番心残りかもな。たまに遊んだりごはん行ったりして、近況を確認し合うって、大事だなぁと思う。ゼミ生も、そう。おかげさまで現勤務校のゼミでは定期的の同窓会を開くように仕向けられたけれども、前任校時代のゼミ生との交流はなかなかうまくいかない。


月曜日が、午後も、夕方も、夜も、ほっこりするというか、いい日だったから、余計にそう思うのかもしれない。みんな、元気かな。みんなに元気であることを伝えるためには、やっぱり、たまにはブログも更新しなきゃダメかな。


今日は、仕事にならない感じがする。仕事、溜まってるけど、ちょっとゆっくりするかな。

てな記事を書いて、一息ついてたら。


Facebookのメッセージで、友人ではない方からのもの(「その他」に格納されているもの)を発見。「産業界ニーズ事業」の"同志"である京都ノートルダム女子大学の喜多泰子先生がお亡くなりになったとの報……。闘病なさっているのはお聞きしていて、一時期体調が戻られ、会合にも出てこられるようになっていたので、喜んでいたのだが、先月末にご自宅でとのこと。なんでこう立て続けに……。喜多先生も(研究の世界では)まだまだ若手。これからのご活躍を楽しみにしており、またいろいろとお仕事でご一緒することを楽しみにしていたのに。残念。本当に残念。


喜多先生の業績を見ていたら、実は小生が経済学部に教えに行ってた頃に新潟大学の技術経営研究科におられたとか、なにそれ……っていう。博士課程まで進まれた研究者でもあり、優れた実践者でもあったということ。こういう情報を没後に知ることになるというのが辛い。

もちろん、いい話もあって。


上記『広報・PR論』をご担当いただいた櫻井さんがご自身の会社を立ち上げられたり、研究会でご一緒していて授業のゲストスピーカーとしてもお越しいただいている田尻さんが新しい職場に移られたり。今後益々のご活躍をお祈りするばかり。


ちとせプレス

*1:そして、僕の元にいるときにはここまでではなかったということを考えると、僕の教育って意味あることができているのだろうかと考えたり。

*2:たとえば、直前の記事もそう。

*3:これはブログ記事にはしなかったけれども。

*4:これもブログ記事にしてないな。