THE DOOBIE BROTHERS / THE DEREK TRUCKS BAND@グランキューブ大阪
大規模リハビリは7月のSimon & Garfunkelに次いで2回目。
初のグランキューブ参戦。
DOOBIE目当ての人が多いのか、40代後半〜50代前半が中心の客層。
DEREK TRUCKSは個人的には全くの初見、なんの事前情報もなし。
wikiによると現代を代表するギタリストのようで*1、
そのブルージーな音楽やギターのテクニックは申し分なし。
でも、「ステージング」が皆無と言っていい程だったので、
盛り上がりに欠け、正直それほど楽しめなかった。
照明もおざなりな感じで、途中で席を立つ人もちらほら。
それに比べると、やっぱりDOOBIEはすごいね。
盛り上げ方をちゃんとわかっていて、曲順やソロパートの配置も見事。
最初の方でJesus Is Just All Rightで会場を暖め、
最後はみんな総立ちで、メインの最後はLong Train Runnin'、
アンコールの最後にはListen To The Musicでおなかいっぱい。
ただ、DEREKが可哀想だったのは、客席が完全アウェーだったこと。
DOOBIEの正統派ロックンロールを期待してる客筋に、
若干小難しい現代風のギターリフを入れてみるというのは、
あんまりうまくなかったのではないだろうか。
お客さんのほとんどがDOOBIE目当てだったろうし、
だからこそ、オープニングアクト扱いではなく対バン扱いだったことに、
客席からも「もうそろそろ引っ込めよ」空気が出てたし。
クアトロなんかに来てたみたいだから、
ソロでDEREK好きなオーディエンス相手にやる方がよかったのかもしれない。
で、一番びっくりしたというかがっかりしたのは「スタッフ」。
主なところは次の通り。
- エレベータ降りた先、グッズ列と入場列の説明看板がない
- グッズ列と入場列の説明をしているお兄さんが偉そう
- イントネーションが変だったことが大きいのかもしれない
- どんなグッズを売っているのかが事前にわからない
- その上、ツアーパンフレットをそもそも作っていない
- ツアーパンフ目当ての人が列の中に多くいた(僕もそう)
- まぁ、これは、当日スタッフの問題ではないんだけど
- 当日券の発売場所がわかりにくく、混乱する人続出
- 会場内の注意も案内係が大声で繰り返すだけ
- 一度だけあったアナウンスと案内係の説明に食い違い
- 開演後にも人がぞろぞろ入ってくるが、案内係がついていない場合がほとんど
- 案内係が席の配置を全くアタマに入れておらず、案内者自身が迷っている
- 最前列の警備係がやる気なく座り込んでいる
主催:FM802、後援:テレビ大阪なんだから、もう少しうまくやってほしいところ。
グランキューブ自体は国際会議場だし*2、
コンサートには慣れていないんだろうから、ねぇ。
*2:ロック会場にしては「座席」が良すぎたのも盛り上がりに欠けた原因か?!