タレント広告の是非。


http://qp2009.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-860b.html


研究仲間と呼ばせていただくのは大変におこがましい、
広告クリエイティブ界の大家の1人であるQPさん。
彼の考え方とは、立場は違えど、共感できるものが多く、これもその1つ。
安直なタレントCMの氾濫が昨今の広告のつまらなさの一因であろうし、
タレントさえ決まればOKなのであればクリエイターは育たないし、
それがひいては日本の広告産業の国際競争力のなさに繋がっていく*1


でも、時々、注目を促すためだけではないタレントというものが出てくるCMもある。
それは、ブランドの世界観を体現しているシンボルとしてあるタレントが最適である場合。
今、共同研究で調査をしている、「CM上手」サントリーの、
伊右衛門>や<BOSS>なんかはそういう例かもしれない。
つまり、結局は、ブランド・コミュニケーションとしてのクリエイティビティーの、
発揮のされ方がポイントとなっているだけで、
日本の広告界(主&会社)もうまくやれば世界で勝負できるのかもしれない
(なんかいまいちうまくまとまらないけど)。

*1:アメリカの広告との「制度的な差」についてはこれがおもしろかったです。
  http://mizunoyutaka.blog.so-net.ne.jp/2009-09-20